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風水の里・大磯町国府


神奈川県大磯町国府地区は、三方が山に囲まれて、南が海に面する小さな平野です。
ここには「四神相応の地」に相当する、良い風水相があると思われます。
相模の国の、国府が置かれたところです。
そこで、昔人が考えたであろう大磯町国府の、風水の謎を追ってみました。

四神の位置
丹沢・大山山系から伸びる竜脈の気が集中し、溢れるところが鷹取山で、地理風水で
言うところの玄武と考えられます。
溢れる気が逃げないよう、東の城山、西の石神台丘陵が囲み青竜と白虎をなしています。
青竜は水の性質で、東を流れる不動川は田畑をうるおす、吉の流れです。
西の白虎は道で国道1号があり西に向かう吉の道です。また、情報の道が海外に伸びる
海底ケーブルの始点があります。
溢れい出た気は、西の白虎方向から回り込む葛川と、ロングビーチ段丘に留められて
国府の里を潤します。こちらは朱雀です。
中心となる六所神社では、気を社殿の南にある池に溜めるようにしています。

六所神社を中心とする八坂神社の秘密な配置(配置地図拡大)


  鷹取山を玄武とする国府の中心の六所神社には櫛稲田姫が祀られています。
  櫛稲田姫は、「脚摩乳命(アシナツチのミコト)」の娘で、素戔鳴の命(スサノオノミコト)
  の妃です。大国主の命につながります。
  名のとおり稲作の神様とも言われます。
  素戔鳴の命を祀る八坂神社が六所神社を中心に四方に配置されています。
  青竜の方向には中丸会館裏の八坂神社、城山公園の展望台を経て、西小磯の国道
  浜側の八坂神社と、1本の線上にすべてあります。妃を守るためでしょうか。
  反対の白虎側の線上をたどると、石神台の山際の岩を経て、二宮中里の天王山、中井町打越の
  八坂神社そして曽我の不動山、矢倉岳、富士山があります。神秘のレイラインといえます。
  東を更にその先延長すると、日本武尊が東征した際に三浦半島から房総半島に船で
  渡っていますがその船出の浜走水があります。寸部のあやまり無く富士から100kmの
  直線となっています。日本武尊が意識してここを選んだのか、六所神社を意識して
  この直線上に置いたのか、その選定の謎と測量の技術に驚かされます。

  二宮町元町の八坂神社を経ては、川匂神社に至ります。
  国府新宿のエネオスGS裏の八坂神社方向には、櫛稲田姫の父、母を祀る守公神社
  高麗山を経て平塚の八幡神社に至ります。
  鬼門方向には、5月5日の国府祭(こうのまち)の斎場となり、神々が揃う、神揃山があり
  ます。この位置は、六所神社が元あった石神台の真東で玄武を中心に等距離にあります。
  南東の裏鬼門には、守宮神社があります。

  八坂神社がこのように意味のある配置ならば、生沢の八坂神社は上記のどの意味にも
  関係していないので、もうひとつ別の意味のある配置があると思われます。
  追うほどに、この住みなれた国府には神秘が隠されているように思います。