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 神武東征本体の経路


 下図は西日本に見つかる高尾山・高雄山・鷹尾山の分布図です。 経路と仮定し線で結ぶと九州を出発し奈良に遷都した神武東征の経路に見えます。

 南九州を出発した神武達の本体と北部 九州の本体は、北九州付近で合流し下関 海峡を渡っています。
 山口から二つの部隊に分かれ、山陰に 進んだ部隊は隠岐に渡り四国に進んでい ます。高雄山は経路の区切りです。六甲 から丹波に進み京都を経て芦屋に戻った 部隊がいます。芦屋の鷹尾山は、東北に も今一つあって、部隊の合流地を表わし ていました。
 記紀が記すよう河内の戦いに負け、熊 野越えに向かい、田辺からは海岸線を進 んだ神武達の船隊と中辺路を進んだ隊が あったことまで記録しています。終着地は京都府井手町の高雄山です。

 東征本隊の作業
 東征には西日本を隈なく巡り、九州の倭国が奈良に都を移し、大倭国を建てるものである ことを周知させる大事な作業があります。各地の長の認定や納税の方法等の周知もあったで しょう。
 他にどんな作業があったかを考えてみます。
・ 戦いが生じた時の、戦闘部隊支援
・ 各部隊の位置情報、その他情報の収集・連絡
・ 九州からの食糧運搬
・ 渡海のための船隊の準備、運営
・ 各部隊が使う土器などの製造、配布
・ 東国移住の集団の結成、出発の準備その他
・ 九州から移住してきた人たちの、定着の指導
 想像しきれない作業があったでしょう。

 神武東征の越冬地
 記紀によれば東征は、まる七年を経て八年目の1月1日に神武が即位しています。七回の越 冬があったことになります。上図に〇で示したように、1,2,3回の越冬は、部隊が海を 渡る場所にあり、冬季間の穏やかな日を選んで渡海していたことが分かります。

 全国の高尾山・高雄山・鷹尾山      
No名前備考標高m緯度経度
1高尾山長崎県壱岐市芦辺町深江本村触 142N33/47/08E129/44/28
2高尾山佐賀県唐津市養母田 218N33/25/01E129/58/25
3高雄山福岡県太宰府市石穴 151N33/30/41E130/32/20
4高尾山福岡県遠賀郡水巻町吉田南5 96N33/50/15E130/43/09
5高尾山熊本県球磨郡球磨村大字渡 357N32/14/59E130/42/33
6高尾山宮崎県都城市山田町山田 296N31/51/09E131/01/32
7高尾山宮崎県都城市高城町有水 366N31/54/25E131/09/01
8高尾山大分県大分市大字横尾 127N33/12/32E131/39/20
9高尾山大分県由布市湯布院町川西 787N33/13/38E131/20/53
10高尾山山口県山口市鋳銭司 121N34/05/19E131/27/60
11高尾山広島県広島市東区温品町 425N34/25/07E132/31/36
12高尾山島根県浜田市港町 77N34/54/02E132/04/03
13高尾山島根県出雲市大社町日御碕 358N35/25/33E132/39/17
14高尾山島根県隠岐郡隠岐の島町南方 372N36/16/36E133/13/13
15高尾山島根県松江市美保関町森山328N35/33/36E133/14/23
16高雄山愛媛県大洲市肱川町大谷 389N33/25/38E132/40/53
17高尾山高知県四万十市横瀬 241N32/59/02E132/50/27
18高尾山香川県観音寺市豊浜町和田 496N34/03/14E133/40/05
19高尾山岡山県総社市日羽 282N34/43/21E133/42/35
20高尾山岡山県岡山市御津河内 299N34/45/56E133/53/48
21高尾山岡山県備前市三石 316N34/48/24E134/17/44
22高雄山兵庫県赤穂市周世 182N34/48/22E134/24/13
23高雄山岡山県岡山市宿毛 166N34/37/44E134/05/15
24高尾山兵庫県神戸市須磨区東須磨 181N34/39/37E135/07/06
25高雄山兵庫県神戸市北区山田町下谷上 476N34/43/20E135/10/57
26高尾山兵庫県神戸市北区ひよどり台4 403N34/42/27E135/07/45
27高尾山兵庫県神戸市北区有野町唐櫃 739N34/46/55E135/14/13
28高尾山京都府京丹後市弥栄町等楽寺 620N35/37/56E135/09/04
29高雄山京都府京都市右京区梅ケ畑高雄 342N35/03/27E135/40/04
30鷹尾山兵庫県芦屋市城山 263N34/44/41E135/17/32
31高尾山大阪府柏原市大字平野 278N34/35/31E135/38/26
32高尾山和歌山県紀の川市貴志川町高尾 196N34/11/59E135/19/59
33高尾山和歌山県田辺市上秋津 606N33/46/33E135/25/36
34高尾山和歌山県田辺市木守 942N33/41/13E135/39/15
35高尾山和歌山県田辺市中辺路町野中 944N33/50/34E135/39/07
36高尾山奈良県吉野郡川上村大字瀬戸 1200N34/18/29E136/03/38
37高雄山京都府綴喜郡井手町大字多賀 443N34/49/25E135/50/29
38高尾山静岡県島田市湯日 200N34/47/51E138/10/39
39高尾山静岡県藤枝市瀬戸ノ谷 675N34/57/20E138/11/39
40高尾山神奈川県横浜市緑区長津田町 101N35/30/42E139/29/01
41高尾山東京都八王子市高尾町 599N35/37/31E139/14/37
42高尾山山梨県甲州市勝沼町菱山 1120N35/40/08E138/45/52
43高尾山長野県伊那市高遠町上山田911N35/49/03E138/01/51
44高雄山長野県上伊那郡箕輪町東箕輪 1391N35/55/18E138/03/01
45高尾山長野県岡谷市川岸 1016N36/03/20E138/01/04
46高雄山長野県千曲市大字桑原 1166N36/31/10E138/02/38
47高尾山富山県砺波市庄川町湯山 544N36/33/48E137/01/03
48高尾山石川県金沢市湯涌田子島町 762N36/27/20E136/45/46
49高尾山福井県福井市二ツ屋町 563N36/01/42E136/01/31
50高雄山福井県鯖江市莇生田町 277N35/56/38E136/17/15
51高尾岳福井県勝山市野向町 525N36/06/01E136/30/19
52高尾山福井県大野市花房 585N36/00/39E136/33/32
53高尾山岐阜県本巣市根尾高尾 932N35/35/13E136/35/05
54鷹尾山山形県酒田市生石 352N38/56/01E139/58/32
55高尾山秋田県秋田市雄和女米木 330N39/32/41E140/11/14
56黒崎高尾山東京都御蔵島 544N35/51/45E139/35/11

 東国の高尾山・高雄山・鷹尾山
 東国の高尾山には、日本武尊東征における副 将軍の活動の一部が記録されていました。神武 東征のような統一的な記録でなく散文的な記録 になっています。神武東征と同名の山での記録 なので、神武東征では高尾山で経路を記録して いたことが伝わっていたことが分かります。
 日本書記では、吉備武彦を北陸へ道を分けた のは碓氷峠付近としているが、相模での出来事 だったことが分かります。

 穂積忍山宿禰も副将軍で、下北半島から津軽 半島を遠征し秋田に南下しています。図の鷹尾 山山での記録は最後に、日本武尊に同流を記録 したものです。

建稲種も副将軍でした。若いことから日本 武尊と仲が良かったと伝わります。二人で富士 山を巡ったのち別れましたが、御蔵島沖で溺れ て亡くなります。そのことが記録されています。